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地方の大学に通う学生は、首都圏の大学に通う学生に比べると交通費の面でかなりハンデがあるといえます。

遠方から就活の為に交通費をかけて通う必要がある人は、就活に交通費がどれくらいかかるのかを把握しておく必要があるでしょう。

大学が首都圏から離れていて、交通費についてあまりよくわからない、一般的に就活にはどれくらいの交通費がかかるのかという事を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

就活にかかる費用ってどのくらい?

大学生も中盤から後半に差し掛かると、就職活動を始めるという人が多くなってきますね。

首都圏から離れている遠方の地方大学に通う大学生にとって、就活にかかる交通費はかなり大きな経済的負担になります。

地方の大学に通う大学生が首都圏で就活生として活動する場合、交通費は全額どれくらいかかるのでしょうか。また、就活のための交通費を節約する方法はないのでしょうか。

あすかあすか

就活にかかった費用の全国平均は16万円超みたいです。もちろん地方の就活生の負担は大きめです。

Dr.フランチェスカDr.フランチェスカ

男女別だと男子学生のほうが「スーツ代」など費用が高額になる傾向にあるわ。

就活の大きな負担となる「交通費」

交通費は、就活生が捻出しなければならない費用のうちでも、かなり大きな金額になります。

就職活動全額に占める割合も、交通費が圧倒的に多く、大学の所在地が地方であればあるほど首都圏での就活に必要となる交通費の金額はアップしていきます。

「就活にかかった費用」を聞くと、全国平均は16万1,215円だった。地域別にみると、「四国」が42万5,000円で最多だった。
次いで「中国」(23万円)、「九州」(22万147円)。以降、「北海道」(21万870円)、「東北」(19万1,200円)、「近畿」(17万2,062円)と続いた。

引用:就活にかかった平均費用、いくら? | マイナビニュース

学生のアンケート調査結果を見ると、年々交通費にかける費用は減少していっているという傾向がありますが、これは景気の悪さによって交通費も学生自身が節約しているという結果であり、単に交通費が少なくて済むようになったというわけではありません。

また交通費の出所ですが、調査を行った学生のうち半数は親に交通費を負担してもらったという回答をしていますが、40%に当たる学生が自分で交通費を工面しているということがわかります。

就職活動時期は何かと忙しいため、アルバイトができずアルバイト収入も減少してしまう時期、就活にかかる交通費はかなり地方大学の学生にとって負担が大きいといえるでしょう。

[参考]キャリタス就活2018 学生モニター調査結果

就活では交通費は支給されない!?

では、就活生にとって交通費を負担してくれる、または交通費の支給をしてくれる先はないのでしょうか。

実は企業の中には就活生に対して、交通費支給という措置を取ってくれる企業も存在しています。

企業にとっても採用活動時期となるため、より優秀な人材を確保するためには交通費を負担して広く全国から学生を集めたいと考えている会社もあるのです。

交通費支給の企業ってどのくらい?

就活の交通費支給という制度を設けている企業の実態としては、各採用フェーズによって交通費支給の扱いが異なるといえます。

インターンシップのための面接や企業セミナー、会社見学や工場見学、一次面接(一次選考)といった部分では、ほとんどの企業が交通費支給をしておらず、学生は自分で交通費を負担する必要があります。

しかしインターンシップ自体や、二次面接~最終前面接になると、全体の25%~30%を超える企業が就活交通費を全額、または一部支給するようになります。

さらに最終面接や内々定後になると、最終面接や最終選考に残った学生、内々定者に対して、約50%の起業が何らかの交通費支給の形をとっています。

つまり、交通費支給はその企業の規定にもよりますが、就活の初期段階には自己負担額が大きく、内定する方向に向かうことで次第に企業によってカバーしてもらえる割合が高くなっています。

なぜ企業は就活の交通費を支給するのか?

では、なぜ企業は交通費を支給してまで学生を広く募集していきたいのでしょうか。

本来であれば、就活生に交通費を支給するという行為は、企業側にしてみてもかなり大きな経済的負担となるはずです。

多くの学生がエントリーする企業であれば、交通費だけでも莫大な負担額となるでしょう。

しかし交通費を負担することで、企業側が得られるメリットもいくつかあります。

優秀な学生を全国から広く集めるというだけにとどまらない、企業が交通費を支給するメリットは以下の通りです。

就活の交通費がかかるという理由から企業順位を下げられる・エントリーしないという事態を防ぐ

就活交通費があまりにもかかるという場合、学生が就活をする企業順位を格下げしてしまうという状況があります。

企業としては遠方からでも優秀な人材を集めたいと思っていますが、そもそもエントリーしてもらえない、先に他の企業に取られてしまっては元も子もありません。

交通費を支給することで出会える学生の数が増える・優秀な人材を得やすい

交通費支給という取り扱いがない企業もある中、交通費が支給されるということが学生をより集めやすくなるというのも理由です。

就活交通費が出るから受けてみようという気持ちになり、たくさんの学生がエントリーし社会的認識度も高くなります。さらに企業としてはより優秀な学生を、いとも簡単に集めることができます。

エントリー数が増えれば採用活動にかける工夫や費用が必要なくなる

交通費支給によってたくさんの学生が来れば、わざわざ企業側から採用活動に力を入れる必要もあまりなくなります。

採用活動のための工数、工夫や費用の面を節約でき、それでいて優秀な学生を募集することができるのです。

新卒採用では就活の交通費が支給されることもある

さらに新卒採用者の場合には、高い確率で交通費が支給されるということも事実です。

まだ社会に出たことのない新卒者にとって、就職活動をするたびにかかる交通費はかなりの負担になるはずです。

そういった側面を企業側が考慮し、就活交通費を支給することによって企業の採用試験に挑みやすくしているという理由からです。

自分の会社に興味関心をもってくれた熱意ある学生が、交通費を捻出することができずに選考に参加できないという状況は、企業側にとっても大きな損失となります。

新卒採用についての交通費は、企業の考え方や新卒採用担当によって異なりますが、多くの企業が新卒者には交通費を支給しているといえます。

交通費支給の条件とは?

しかし交通費を支給してもらうためには、ある一定の条件があることも確かです。

就職活動をしていくうえで、企業側に交通費を出してもらうための条件としては「公共交通機関」を使うということになります。

基本的に企業が交通費支給をする条件としては、公共交通機関を使用した場合のみ対象になるでしょう。これは比較的近距離を移動する電車やバスといった乗り物に限らず、遠方から来る学生においては新幹線や飛行機といった乗り物も対象になるケースが少なくありません。

交通費支給の際に領収書が必要となりますので、乗車発券機の領収書ボタンを押す、窓口で領収書発行の手続きをするということを忘れないようにしましょう。

就活の交通費の精算は面接当日にある?

実際にかかった交通費を精算するタイミングとしては、面接当日という場合も多いですが、企業によっては後日、事前ということもあります。

メールでどれくらいの金額がかかるのか合計金額を問い合わせられるということもありますし、事後に総額いくらだったかというのを聞かれる場合もあります。

交通費に関しては、あらかじめどのような交通機関にどれくらいのお金がかかるのか、交通費精算を簡潔にスムーズにするためにも、全額や詳細を事前にしっかりと調査し、把握しておくようにしましょう。

交通費支給を受ける手順

就活をしていると、交通費支給とは明記されているものの、領収書についての記載がなくどうしたらよいのかわからないということもしばしばです。

しかしせっかく就活生最大の金銭的負担である交通費を支給してもらえるのですから、スムーズに、そして悪い印象を与えずにしっかりと受け取りたいものです。

交通費支給を受ける手順、方法や注意点を理解し、交通費支給で就活の経済的負担を減らしましょう。

公共交通機関を使った交通費の、往復分の金額をあらかじめ把握しておく

  1. 片道だけ請求すると、かえって悪い印象を与えてしまうこともある
  2. 企業側から往復分を再度確認される可能性もあり、企業に負担をかける

企業に請求されたタイミング(事前、面接時、事後)ですぐに領収書や金額を提出できるようにする

  1. 事前の場合、交通費総額をあらかじめ調べて知らせる
  2. 面接時は往復分の領収書を提出
  3. 事後の場合もあるため、領収書はかならず保存しておく

就活交通費で稼ぐ?水増しはすぐバレる!

交通費を支給している企業は、非常に多くの学生から交通費の請求書を提出され、さらに交通費についてもある程度下調べをしています。

どうせバレないと思って、交通費を水増しして小銭を稼ごうという気持ちになってしまう学生もいますが、就活交通費の水増しは必ずバレます。

企業としては交通費を水増しするような学生を採用したいとは思わないでしょうし、せっかくエントリーしても絶対に採用してもらうことができなくなってしまいます。

交通費でほんの少しのお金を稼いでやろう、交通費を水増ししてお得に就活しようという気はきっぱりと捨てましょう。

就活費用を節約するための5つのポイント

では、就活費用の中でも特に大きな負担割合を占めている交通費、どうにかして節約したいと考えると、いったいどのような対策があるのでしょうか。

ここでは地方学生が就活交通費をおさえる対処法、交通費の出費を最小限にするコツをご紹介していきます。

早めにスケジュールを立てる

最も重要なポイントとしては、スケジュールを早めに立てるという点です。スケジュールを早く立てるという事は、予定変更や時間変更などにも柔軟に対応することができますし、さらに他の就職活動の予定も同じように立てやすい、また交通機関について調べる時間も十分にあります。

早めに予定を一通り立てることで、キャンセルなどにかかる費用についてもだいぶ節約することができるようになります。

就活交通費を節約する方法

就活にかかる実際の交通費を節約する方法ですが、各交通機関や手段によって節約する方法が異なります。

それぞれの公共交通機関の節約方法は以下のようになっています。また、各交通機関の節約方法は、一般的なものとなっていますので、それぞれ利用する公共交通機関に事前に確認しておくことも重要です。

新幹線

新幹線は非常に高額になる公共交通機関ですが、学生は学割でお得な金額で利用できます。学割は、片道101km以上の場合に適用されるので、東京までであれば三島より西が該当します。

また、新幹線の乗車券は金券ショップやネットオークションで購入すると、普通に購入するよりもかなり安く済ませることができます。

回数が多い場合には、10回分の値段で11回乗ることができる回数券も検討してみましょう。

飛行機

飛行機費用もかなり大きな負担を強いられるので、飛行機についても節約する必要があるでしょう。

飛行機代は、株主優待券を利用するのがかなりおすすめです。学生ではなかなか株主になっているという人は少ないものですが、両親や身内の中には飛行機会社の株主になっている人がいるでしょう。

また、飛行機のチケットは早割といって、早期にチケットを入手することで通常料金よりも安く手に入れることができるというものが多くなっています。

利用する航空会社のチケットについて、早割が適用されるかどうか確認してみましょう。

高速バス

長距離を移動する手段として、もっともお得なのが高速バスを利用することです。高速バスを利用する場合の注意点としては、料金が安い反面、時間の遅延が心配されます。

高速バスを利用する場合には、時間に余裕を持つこと、渋滞や交通状況によっては遅れてしまう場合もあるという事について注意が必要です。

Dr.フランチェスカDr.フランチェスカ

就活の交通費を節約するなら夜行バスや高速バスもありだけど、会社説明会に参加するならシャワースペースやカフェを事前にチェックしてね。

宿泊費を節約する方法

遠方から就活しに来る場合、距離が遠くて日帰りで帰ることができない、数日間にわたるというときは宿泊費も必要となります。

交通費に宿泊費がプラスされると、就活生にとってはかなり大きな負担となるでしょう。そこで就活するとき、交通費だけでなく宿泊費の節約も一緒に行うようにしましょう。

友達の家に泊めてもらう

最もお金がかからない方法としては、友達の家に泊めてもらうという方法です。

就活先の企業が友人の家の近くという場合には、就活費用節約のためにも、ぜひ友達の家を利用できるよう打診してみましょう。

シェアハウス

格安で利用できる宿泊施設としては、シェアハウスもおすすめです。

遠方から首都圏や都心部に就活に来る場合、たいていは数日間滞在して、エントリーしたさまざまな会社を訪問するというパターンが多いからです。

シェアハウスならある程度のプライバシーもありますし、同じような目的で上京してきている人も多いものです。

ビジネスホテル

ビジネスホテルなら、夜もゆっくりと眠ることができますし、次の企業訪問の準備も部屋で充実させることができます。

シェアハウスや格安のその他の宿泊に比べると、金銭的負担は大きくなりますが、精神的に落ち着くことができますし、自分の活動についてしっかりと一日の終わりに見直す時間を確保することができます。

カプセルホテル

就活生に人気なのが、カプセルホテルです。ただ単に寝るだけという場所になり、スペースもかなり狭いものです。

しかしかなり低料金で、狭いながらも自分だけのスペースが確保することができるとして、かなりの就活生に人気になっています。

ネットカフェ

ネットカフェの個室で夜を過ごすということも、就活生の間では頻繁に利用されている節約法です。

しかし、一日しっかりと就活をしてきて疲れた体を、しっかりと横になることができない場所ではあまり休めることもできません。

確かにネットカフェも、非常に低料金で宿泊費の節約という点だけを考えるとダントツですが、できれば一日の就活の疲れをしっかりと体を伸ばして休める場所の方が良いでしょう。

Airbnbで探す

Airbnbなら、自宅を宿泊施設として提供してくれる個人や家庭を探し出すことができ、かなり安く宿泊場所を確保することができます。

全国各地のインターネット上で宿泊先の家を探すことができますし、さらに自分が宿泊したい地域のすべての宿泊施設を比較検討しながら選ぶことができます。

合同企業説明会を活用しよう!

たくさんの企業を自分から交通費と宿泊費を捻出して就活するよりも、合同企業説明会に参加したほうがずっと効率的に、経済的にも負担が少なく就活することができます。

たくさんの企業を一度に訪問することができますし、さらにそれぞれの企業を比較検討して就職活動をすることができます。

WEB説明会を利用しよう!

企業説明会は、WEB上でも行われています。企業訪問にわざわざ出かけなくても、自宅や学校のパソコン、スマホなどで説明会を閲覧することができます。

実際に出かけていく必要がなければ、そもそも交通費や宿泊費が発生することもなく、かなり就活費用を節約することができるでしょう。

まとめ

就活交通費は、首都圏や都心部から離れている遠方の大学生にとっては、かなりの経済的負担になるだけでなく、保護者の負担にもなります。

就活交通費を節約する方法を実践して、少しでも費用を減らして就活できるようにしましょう。

就活費用を節約することができれば、そのお金で他のたくさんの企業にエントリーすることもできますし、自分の為にかけるお金として使うこともできます。