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生活にとって非常に重要なライフラインである水道、そんな水道料金を滞納してしまうと、やがて水を使うことができなくなり生活に困ることになります。

水道料金を滞納中の人にとって「水はいつまで出るのか」、さらに滞納者に課せられる「延滞金や再開栓のタイミング」などは、非常に気になるポイントではないでしょうか。

そこで、水道料金を滞納しているとどうなっていくのか、また給水停止を回避する方法などについて解説しています。

水道料金の滞納に対する処置は、地方自治体によってルールが異なるため、最終的にはそれぞれの水道課や水道担当部署に確認が必要です。

自分の住む自治体に確認し、滞納している水道料金で給水停止されないように対処しましょう。

水道料金の滞納で給水停止になるまでの流れを解説

実際に水道料金を滞納していると、水道を停められるまではどのような流れになるのかを解説します。

生活に必要不可欠な水道は、給水停止になるまでには様々な通知や勧告がなされます。

水道停止までの4つのステップ

各自治体によって対応が異なりますが、水道停止までに以下のような4つのステップを踏んでいくことになります。

それぞれの通知方法や通知書に記載されている内容を確認してみましょう。

督促状

まず水道料金請求書が一緒に添付された督促状が自宅に届き、水道料金の滞納金の一括支払いを要求されます。

ハガキで送られてくる場合には、そのハガキをコンビニや銀行などの金融機関に持っていけば、料金が支払えるようになっています。

封筒に入って督促状が届く場合には、水道料金の納付書が同封されていて支払い方法の説明書なども入っています。

こうした督促状には、水道料金がいつから未納になっているのか、未納になっている総額、さらに納付期限なども詳しく記載されています。

さらに相談窓口や問い合わせ先などの連絡先も書かれているため、滞納していて支払いがすぐには難しいという場合には相談できるようになっています。

勧告状

督促状が届いたにもかかわらず、その督促を無視し続けると、次は勧告状が届きます。

この勧告状の内容は、このまま水道料金を支払わずにいると、水道が使えなくなること、水道停止という措置を講じるという事が厳しく書かれています。

また水道の停止の措置は、行政機関が家人の許可なく強制的に講じることができます。

給水停止予告書(給水停止執行通知書)

水道料金が未納になっていて、督促状や勧告状を送っても連絡もなく、滞納料金の支払いもないという場合、
給水停止前の最終通知として「給水停止予告書」または「給水停止執行通知書」というものが届きます。

これは悪質な滞納者と判断されたため、強制的に給水停止という措置を執行するという予告書で、給水停止は免れないという通知書になります。

この通知には、給水を停止する期日や、給水停止の連絡等もなく水道を停めるという内容が改めて記載されています。

給水停止通知書

悪質な水道料金滞納者が給水を停止されたという場合、給水停止された後で「給水停止通知書」が届きます。

滞納料金を支払うまでは給水を完全に停止するという事が書かれているほか、
水道開栓したいという場合の連絡先や、滞納料金を支払ったあとの手続き方法などが記載されています。

一旦給水停止という措置によって水道が停まると、水道局の職員が開栓しなければ水道は使えなくなってしまいます。
 

給水停止の目安は滞納日から3~4か月

最終的に水道の給水停止という最終判断を下される時期としては、水道料金を滞納し始めてから3か月~4か月くらい経過してからになります。

滞納期間中、水道料金を全く支払わない場合や、水道局や各自治体の相談窓口にも一切連絡もしなかったという場合に、給水停止され水道が使えなくなってしまいます。

給水停止後の開栓条件

給水停止措置を取られてしまった場合、再び開栓して水道を使えるようにするためには一定の条件を満たす必要があります。

市区町村の各自治体、都道府県が管轄する水道局によっても開栓条件に差がありますが、基本的には滞納料金を一括して全額納付することが条件となっているでしょう。

その他にも、給水停止の解除料金が発生する自治体、相談内容によっては分割支払いに応じてくれるというケースもありますので、自分が住んでいる地域の水道局に問い合わせてみましょう。

水道料金を滞納中!事前に給水停止を防ぐ対策法

水道料金を滞納しているけれど、やっぱり水が出ないのは困ると考えている人は、給水停止を防ぐ対策法を実践してみましょう。

水道料金を滞納している人の中には、払いたくても払うお金がないという人もいます。

どうしても給水停止は免れたいという人は、下記の対策を試してみてください。

管轄の水道局に相談

まず始めにすべきことは、やはり管轄の水道局に相談してみるという事です。

水道料金を滞納している生活状況、事情等を相談してみましょう。

相談内容や状況によっては、柔軟に対処してもらうことができる場合もあります。

滞納分の一部納付

滞納金を一部だけでも納付することで、給水停止措置は取らないという対処をしてくれる水道局もあります。

支払える分だけを支払い、後日改めて残りの滞納金を支払うことは必要になりますが、給水停止措置だけは免れることができるでしょう。

誓約書を交わした分割納付

水道局と誓約書を交わすことによって分割納付できるという場合も多いものです。

分割してもらう代わりに必ず支払いをするという誓約書をかわすため、支払わなかった場合には法的措置を講じられる場合もあります。

分割納付なら支払えるという人は、水道局に分割納付に応じてもらえるかどうか相談してみましょう。

やむを得ない事情がある場合は延期できるかも!?

水道料金納付が、やむを得ない事情があってできない場合は、支払い期限や納付期限、給水停止措置の期日を延期することができるケースも少なくありません。

例えば入院中の人、生活保護受給者、失業中の人などは、証明書があれば給水停止されないということもあります。

ただしただ単に電話で、「入院していた」「生活保護受給中だ」ということを伝えるだけでは対応してくれません。

しっかりとその事実を証明できる書類を用意することが必須です。

カードローンの即日融資を利用する

すぐにでも滞納金を支払ってしまえば、給水停止はされません。

そこで即日融資をしてくれるカードローンを利用するというのも効率的な方法となるでしょう。

カードローンならだれかにお金を借りて迷惑をかける心配もありませんし、しっかり返済計画を立てれば、無理なく返済していくことができます。

一度にまとまったお金が用意できるカードローンなら、水道料金の滞納分を一気に解消することができます。

水道料金の滞納金が一括支払いできなくて困っているという人は、カードローンで融資を受けるという方法も検討してみましょう。

コンビニで納付書が使えない水道料金の支払い方法

水道料金の納付書には、納付期日や納付期限の日付が印刷されていることが多く、その期限を過ぎてしまうとコンビニエンスストアなどで納付書のバーコードが読み取れなくなってしまいます。

つまりコンビニでバーコードを読み取って料金を納めるという場合、納付書に記載されている期限までにその納付用紙を使う必要があるのです。

しかし期限が切れてしまった場合、その後はどこでどのようにして水道料金を支払えばよいのでしょうか。

営業所窓口で支払う

水道局の営業窓口では、納付書などがなくても支払うことができますし、またいつの滞納金であっても直接支払いをすることができます。

しかし営業時間が限られているため、せっかく支払いに出向いたとしても、すでに閉まっていることもあるでしょう。

また、行政機関同様、土日や祝日の営業をしていないということに注意が必要です。

水道局に電話して新たな納付書を送付してもらう

急いでいないのであれば、水道局に電話をして、自宅に新しい納付書を郵送してもらうという方法もあります。

発行するのに料金が発生することはありませんが、送付するための代金は請求されることもあります。

給水停止になった場合の水道再開のタイミングと注意点

実際に給水停止になってしまった水道を、再び復旧させるとしたら、どれくらいの期間で開栓してもらうことができるのでしょうか。

給水停止から滞納料金の支払い、そして水道再開までのタイミングや注意点を解説します。

支払い後は必ず水道局に連絡

水道料金の滞納金を全額支払ったり、相談の上決められた分の滞納金を支払い終えたりした場合は、すぐに水道局に連絡を入れましょう。

水道局の方で支払いが完了したかどうかの入金確認後、水道の開栓手続きをしていくことになります。

当日中に開栓したいなら午前中に!

支払い当日に、すぐにでも水道開栓をしたいという人は、午前中早めの時間帯に支払いを済ませ、水道局の連絡も早めに入れましょう。

午前中に支払い、連絡をすれば、ほとんどの場合は午後には開栓してもらうことができます。

支払いや水道局への連絡が午後になってしまった場合、次の日の開栓、土日などを挟むようであれば次の平日になってしまうこともあります。

うっかり水道料金の支払いを忘れてしまった時の対処法

支払えないわけではないけど、うっかりしていて水道料金を支払い忘れてしまったということもあります。

水道料金の支払いが滞る形になってしまった場合には、どう対処したらよいのでしょうか。

引き落としの場合

まずは水道料金を口座から自動引落しにしていたり、クレジットカード決済をしている場合の対処法です。

自動引き落としの場合、自分では気がつかないうちに預金残高が減ってしまっていることがあります。

またクレジットカードの有効期限が切れていたことで使用不可になっているというケースもあります。

このような状況で水道料金の引き落としが成立しなかった場合には、その後どう対処したらよいのでしょうか。

口座振替

預貯金の口座から自動的に引落しがされる口座振替という支払い方法になっている場合、口座の残高不足によって引落しができなかったという事はよくあることです。

その場合には、入金後すぐに引落しになるというケースもあれば、次回の引き落としと一緒に引き落とされるという場合もあります。

また、わざわざ水道局に支払いに行く、水道局の口座に入金するという方法をとる場合もあります。

水道局によって引落しができなかった場合の対処法が異なるので、口座振替という支払い方法を選択するときにはしっかりと確認するようにしましょう。

また、常に残高不足になっていないか、自分でも口座をこまめにチェックすることも必要です。

クレジットカード

クレジットカード決済で水道料金を支払っている場合、クレジットカードが使用不可になると水道料金も支払うことができない状態になります。

その場合には、水道局に直接支払いに行くか、振り込み書や納付書を郵送してもらう必要があります。

注意点としては、クレジットカード決済の場合、引落しがされずに水道料金が未納になっていることに気がつくのが遅れる場合があることです。

気がついたら給水停止直前だったということも珍しくないため、クレジットカードが常に利用可能かどうか気にかけておきましょう。

納入通知書の期限が過ぎてしまった場合

納入通知書の期限が過ぎてしまった場合には、その納入書でコンビニエンスストアや銀行などで料金を支払うことはできません。

水道局の窓口に行けば、その納入書で支払うこともできますし、さらに期限を延期した新しい納付書も再発行してくれます。

納検針にきた水道局員に直接払えるの?

納検針に来た水道局員に対して、直接料金を支払うことは基本的にはできません。

検針担当の職員なので領収書の発行もできませんし、納付書に水道局の印を押すこともできません。

検針員は検針や水道メーターのチェックはしてくれますが、支払いに対処することはないのです。

水道料金の滞納で差し押さえはある?ひっそり時効もあり!

借金に時効があるように、実は水道料金の滞納金にも時効が存在します。

水道料金の時効は2年なので、過去2年間水道料金を一切支払っていない場合で、水道局から請求も全くされていないという状態であれば、未納の水道料金については支払い義務がなくなります。

ただ、水道局から滞納料金を請求されないことは考えにくいので、時効はあるものの成立する確率はゼロだと考えたほうが良いでしょう。

水道料金の滞納に延滞金はつくの?

延滞金については、各自治体によって延滞金が発生する場合もあれば、全く発生しない場合もあります。

例えばネット上で調べると、東京都、横浜市、福岡市は発生しませんが、神戸市や飯田市では5%、三条市や桶川市、船橋市では14.6%の延滞金が発生します。

また、督促状や勧告状の発送にかかった費用、委託職員の訪問にかかった経費なども計上したうえで請求されるということもあります。

水道料金滞納で給水停止になると下水道も使えなくなる?

水道料金未納で給水停止の処分を受けると、下水道の使用も禁止するという地域もあります。

水道が使えないのですから、排水先の下水道も使用不可となってしまうという事です。

水道をストップされると同時に、下水道も使用できなくなる、上下水道が同じ扱いを受けるかどうかは地域差があるため、水道局や下水道局に確認してみましょう。

滞納後の再開は?土日でも開栓作業してくれる?

水道料金滞納後、水道再開をしたい場合、平日であれば水道局の営業時間内に開栓してもらうことができるでしょう。

しかし土日に開栓するとなると、自分の地域の水道局が土日に営業しているかどうかによって異なってきます。

さらに上下水道のどちらも停止させられた場合、例え水道だけ開栓しても下水道に流すことができない、下水道は土日に復旧したけれど肝心の水道が使えないという事にもなりかねません。

開栓作業を土日や祝日など、休みの日にも行ってくれるかどうかも確認点として重要なポイントだといえるでしょう。

水道料金の滞納でブラックリスト入り!?住宅ローンやカードローン審査への影響

水道料金をクレジットカード決済にしている場合に気を付けたいのが、水道料金の引落しがされず滞納という形になってしまうことです。

カードが使用不可になっていたり、残高不足でお金が落とせなかったりすると、気がつかなかった場合でも、水道料金を滞納したということになってしまいます。

実はクレジットカード払いにしていて滞納してしまった場合、個人信用情報機関に金融事故として記録が残ってしまう、つまりブラックリスト入りしてしまうことになります。

金融事故を起こしてブラックリストに掲載されてしまうと、一定期間、クレジットカードが発行できなくなったり、カードローンが利用不可となります。

さらに車や住宅など大きなお金を必要とする際にローンが組みにくくなってしまいます。

水はもっとも大事なライフライン!水道局もいくらか柔軟に対応

日常生活の中で当たり前に使っている水ですが、水道は非常に重要なライフラインです。

水が出ないという事は、生活に支障をきたすだけでなく、命に係わることもあり得るでしょう。

そのため水道料金の滞納は、電気やガスと比較すると柔軟な対応となっています。

そのためにも状況をしっかり伝えて、滞納料金の支払いを相談すべきです。

さらに滞納癖がつかないように収支の見直しをして、水道料金滞納の状況を招かないようにお金のやりくりをしましょう。

まとめ

水道料金をはじめとして、公共料金を支払うことは生きていくうえで必ず必要で、重要なことになります。

水道という重要なライフラインを常に確保しておくためにも、料金は滞納せずコンスタントに支払っていけるようにしましょう。