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銀行や消費者金融の目的ローン・カードローンは、借金の方法の中でも比較的利用しやすいものです。ただ、借りやすいということは、それだけ利用中の負担も大きくなりやすいといえるので、しっかりと仕組みを理解しておくことが大切です。

特に、返済の負担を大きく左右する「金利の仕組み」は、良く理解しておくべきです。

お金を借りるということ

まずは、お金を借りるとは、どういうことを意味するのか考えてみます。

お金は、銀行や郵便局あるいは消費者金融などから借りることができますが、返済の際は、借りた金額に金利を上乗せして返すことになります。また、担保や保証人なしでお金を借りるには、信用力が必須になってきます。

通常は、毎月安定した収入があれば、審査で問題になることはありません。もし、金融機関に給与振込、公共料金の引き落とし、定額預金があったりすれば、それだけで審査的には有利になってきます。

消費者金融の場合は

消費者金融でお金を借りる最大のメリットは、即日融資などに代表されるスピードと利便性にあります。特に少額融資では、銀行カードローンとは比較にならない審査スピードを誇っています。また、借り入れ方法や返済方法は提携ATMが多く、その多様性は目をみはるものがあります。

銀行で借りる場合は

金融機関内では、どれだけのサービスを利用してもらっているかが、項目ごとに点数化されています。その点数に応じて、基準となる金利から割引がされる仕組みになっています。

仮に無担保・無保証人であっても、いくつかのサービスを継続していれば、フリーローンカードを新規に作成しても、
4%~7%というかなりお手頃な金利でお金を借りることが可能になります。

資金使途がはっきりしているローン、例えば、学資ローンや自動車購入ローンなどなら、もう少し低い利率が適用されるかもしれません。

金利とは?

金利は、お金を貸した人に対して払う手数料、お礼金などをイメージすると分かりやすいかも知れません。例えば、家族や友人からお金を借りる時、「返す時に1000円上乗せするから貸して欲しい」と交渉するのも、お礼にあたります。つまり金利とは、このような「お金を貸す人が得られるリターン(利益)」を表すものです。

銀行や消費者金融からお金を借りる場合、貸してくれた金額(元金)に対して金利で定めた割合のリターン(利息)を支払うことにより、お金を借りる人は現金を手に入れ、貸す側は利益を得られるという仕組みになっています。

金利は、銀行や公共性の高い金融機関であればある程、低くなる傾向にあるのですが、消費者金融などは比較的高めに設定されています。

金利は、さらに借りる金額(借りられる金額)によっても上限が変動します。利息制限法によると、上限10万円以下の契約では20%、上限100万円までの契約では18%、上限100万円を超える契約では15%と上限金利を制限しています。

お金を借りるときの金利の計算方法

「金利4.5%~18.0%に設定している消費者金融から100万円を借りる場合」を例に、実際の金利額を見ていきましょう。

「金利とは?」の項で説明している通り、上限100万円の場合は金利18%まで設定することができますが、消費者金融によって18%の場合もあればそれ以下の場合もあります。ただ、ここでは18%の契約であると仮定します。

金利は、1年間に支払う利息総額を表すものなので、この場合は「1年間で18万円の利息を支払う必要がある(100万円×18%=18万円)」ということです。この18万円を月割りすると、1月当たり15,000円なので、初回返済時に支払う利息は15,000円となります。よって、これに元金充当分を合わせた2万円程度が最低返済額となります。

2回目以降は、それまでの返済で減った元金に対する18%を月割りした金額が利息として発生してくるため、少しずつ利息は減少していきます。

10万円借りると利息総額はいくらになる?

10万円の借入れの場合は、金利18%なら年間18,000円、1月当たり1,500円の利息が発生します。毎月5,000円ずつ返済する場合、完済まで24か月ほどかかり、支払う利息の総額は約2万円となります。毎月1万円ずつ返済していく場合は、完済まで11か月ほどかかり、利息総額は約9,000円ほどで済みます。

毎月の返済ごとに、次回以降の返済時に発生する利息額が減少していくことはすでに説明した通りですが、完済までの期間が短ければ短いほど利息の負担額は下がります。

上記例で見てみると、完済期間が約半分になったことで支払利息の総額が1万円ほど下がっています。これを金利(実質年率)に変換すると、10万円の2万円で20%、10万円の9千円で0.9%と明らかな違いが出ます。

利息をおさえるには多めに返済する!

このように、利息の総額は返済期間(回数)によってまったく違います。1回当たりの返済をできるだけ多くすることで利息の発生を抑制することができます。最終的に完済するまでの期間(返済回数)を減らすことでも利息の総額を少なくすることができます。

もし、完済するまでには至らない場合であっても、「できるだけ多く返済して元金を減らしておく」ということを意識すると、最終的な利息総額を減らすことができます。

「10万円を借りると利息総額はいくらになる?」の例を極端にすると、1回目の返済時に5万円の返済を行っておけば、以降は5万円に対する18%金利で利息が発生してくることになるので、実質的に5万円の借入れ分の利息だけで10万円を借りられたといっても良い状態になります。

お金を借りるときの金利の仕組みまとめ

お金を借りる時は、まず「完済するまでの流れ(仕組み)を理解する」ということが大切です。金融機関から借りる金額がまったく同じでも、返済方法によって返済総額(利息額)がまったく変わってきます。

少しでも少ない負担(金利)で完済できるようにするため、しっかりと返済シミュレーションを行いながら計画的に利用していけば、余計なリスクを回避することができます。