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カードローンを利用するためには、自分の身を守るための基礎知識を身に付けることが必要です。安全性が担保できない状況は非常に危険なため、絶対に回避する必要があります。

同時に、ノンバンクなどの金融機関の区分による違いと特徴に関しても知っておいた方が賢明です。「ブラックを回避する」ということも身を守る上では大切で、自分に最適な選択をするためには金融機関の区分に関する知識が必要です。

ノンバンクとは?

カードローンを区分する表現として用いられる「ノンバンク」とは、要するに銀行とは関係のないカードローン業者であるということです。

まったく関係がないというわけではありませんが、関係する法律が「貸金業法」の場合はノンバンクに分類されます。

知らなきゃマズい!?ノンバンクと銀行の違い

カードローンを区分する場合、大きく「ノンバンク」「銀行系」の2つに分けることが多いです。

単純に、銀行が運営しているカードローンかどうかという基準で区別することもできますが、もっとはっきり区分する根拠として「総量規制の対象かどうか」があります。

  1. 銀行が直接運営している場合は銀行系(もしくは銀行)カードローン
  2. 銀行グループに属しているだけならノンバンク系カードローン
  3. 銀行に関係しないもの(独立系)はノンバンク系カードローン
  4. 銀行系カードローンは総量規制対象外、ノンバンク系は規制対象

もっと知りたい!ノンバンクと「サラ金」「街金」「闇金」の違い

カードローンを意味する表現には、消費者金融、カードローン、キャッシング、サラ金や街金などがあります。

呼び名が違うだけで同じものを意味しているという認識でもそれほど問題はありませんが、「闇金」だけは別物として認識する必要があります。

「サラ金」は、消費者金融の別称です。「サラリーマン金融」の略称として知られていますが、これは消費者金融を意味する古い言い方です。「街金」は、小規模の消費者金融を指して使われる表現です。

消費者金融を大手、中堅、それ以下の3つに分けた時、順に消費者金融、サラ金、街金というように区別されることがあります。

対して「闇金」は、違法行為もしくは悪質な行為を行う貸金業者を意味しています。上記のいずれにも該当する可能性がありますが、そのほとんどは無許可で行っている貸金業務を行っている業者の可能性が高いです。

ちなみに、キャッシングとカードローンは同じものとして認識されることが多いのですが、厳密には違うものです。

ノンバンクの特徴

ノンバンク系カードローンの特徴には、「総量規制の対象になる」「金利が高い」「審査基準が低め」などがあります。

ノンバンク系の多くは、昔から個人向け融資を行っているところが多く、現在はそのノウハウを生かして、銀行系カードローンの保証会社も行うことが増えています。

適応される法律が違う

ノンバンク系に関係する法律は、「貸金業法」です。一方、銀行系の場合は「銀行法」が適応されるので、関係する様々な部分で違いがあります。

中でも、総量規制に関する部分は大きな違いとして認識する必要があります。総量規制は、融資を受ける人の年収の1/3を超えない範囲で貸付けを行わなければならないという規制です。

銀行法以外の法律で管理されるカードローンは、すべて総量規制の影響を受けるので、実質的な借り入れ制限がある状態になります。

審査基準と金利につい

審査基準については、総じて銀行系の方が高めに設定されていると言われています。ノンバンク系の方が大衆向けの性質が強く、審査基準は低めの設定になっていることが多いです。

簡単に借りられるとまでは言いませんが、少なくとも借りやすいとは言えるでしょう。

・銀行系カードローンの平均的な金利設定:2~14%程度
・ノンバンク系カードローンの平均的な金利設定:5~18%程度

どのノンバンクがおすすめなのか検証してみる

おすすめのノンバンク系は?と聞かれた場合、その回答は一様ではありません。基本的には金利を基準に優先順位を決める方法がおすすめですが、その人によって契約できる可能性のある選択肢が違うことは念頭に置いておきましょう。

ノンバンクが向いている人

  1. 借り入れ金額(希望)が少ない
  2. 信用能力や属性があまり高くない
  3. 十分な返済能力がある
  4. 即日融資を希望している
  5. 口座を開設したくない、できない

銀行系カードローンで契約できる可能性が低い人は、ノンバンク系を優先した方が賢明です。大きな借り入れを希望する場合はもろもろの理由からおすすめできませんが、代わりにすぐに借りたい場合も優先するメリットがあります。

ノンバンクが向かない人

  1. 借り入れ金額(希望)が多い
  2. 十分な信用能力や属性がある
  3. 返済の負担を減らしたい
  4. 融資までに時間的余裕が持てる

などの条件を満たしている人にはノンバンク系はあまり向きません。厳密には、向かないのではなく、もっと良い方法を選択した方が良いという意味になります。

十分に可能性がある状況で、あえて条件が悪い選択をする必要はないので、より条件の良い銀行系カードローンなどを優先した方が賢明です。

中小規模のノンバンク業者は注意が必要

ノンバンク系の特徴である「借りやすい」という点は、カードローン業者の規模が小さくなればなるほど顕著に出やすいという特徴もあります。

もっとも、これ自体は必ずそうなるというわけではなく、中小以下の場合は市場におけるシェアが狭いので、大手よりも低い基準で貸し付けなければ利用者が集まりづらいという状況も関係しています。

しかし、規模が小さくなればなるほど安全性が低くなる可能性があることを意識する必要があります。これに関しても絶対ではありませんが、大手ほど安全性が高くなると考えた方が賢明です。

中小以下の貸金業者にも良心的で非常に良いところはたくさんありますが、大手を利用する時と同じような感覚で利用するのではなく、しっかりと下調べをして安全性を確認してから利用することが大切です。特に、「闇金業者の疑いがないか」は十分に確認することが必要です。

インターネットを使い、「貸金業者名」+「評判」「口コミ」「安全性」「闇金」などで検索すると、必要な情報が得られる可能性が高いです。

もし、それだけでは判断が難しい場合、金融庁の登録貸金業者検索システムで情報を照会し、少なくとも登録のある貸金業者なのかどうかの情報を得る方法もあります。

まとめ

ノンバンク系には、「審査基準が低めで借りやすく、即日融資の可能性も高い」というメリットがありますが、その代わりに融資金額が少なく金利も高くなりやすいというデメリットもあります。

利用者によって、積極的にノンバンク系を利用した方が良いかどうかが違うので、的確な判断が求められます。また、ノンバンク系の中には悪質な闇金も含まれるので、これを避けるための術を把握することも大切です。