*アフィリエイト広告を利用しています

損害遅延金とは、滞納をしてしまったときに発生するペナルティです。大手消費者金融、銀行、クレジットカードなどあらゆる借入に設定されています。
今回は、知らないと損する遅延損害金の仕組みを詳しく解説しています。もし、返済が遅れている人は要チェックです!

遅延損害金とはそもそも何?

遅延損害金は、何らかの理由によって支払いが遅れ滞納したときに支払う金額です。これは本来返済する元本と利息にプラスして支払うもので、ローン会社の損害を補填する目的として徴収されます。

このため、支払う側にとっては全くメリットのないものでもあります。元本が追加で返済されるというようなこともありません。

フリーローン、カードローン、クレジットカード、各種借金では、ほぼこの遅延損害金の設定があり、返済が遅れた場合は大体支払うことになります。

予想外の請求があることも

また、設定がない場合でも、請求にかかる実費や追加徴収する金額を請求されることもあります。さらに遅延損害金以外にも請求にかかる実費を請求されることもあるのです。
発生するのは引き落とし日の翌日から、返済日までの間です。この期間に計算され請求されます。もし支払いができなければ更に大きな金額が請求されます。

ちなみにこの期間が長くなればなるほど比例して遅延損害金の金額も大きくなります。この遅延損害金は、確実にお金を返済している人であればまず請求されることはありません。

遅延損害金の計算方法は?

この遅延損害金の利率ですが、利息制限法により最高で20%と設定されています。場合によってはこれより低い場合もありますが、無担保ローン、カードローンやフリーローンなどの場合はほぼ20%です。
計算方法としては、まずは借入残高に遅延損害利率をかけます。それを365で割り、延滞日数をかけます。例えば借入残高が10万円、遅延損害利率が20%としましょう。これを10日遅延したとすれば、547円の遅延損害金を支払うことになります。

これは次の請求のときにまとめて引き落とされますので、いつもの支払額以上の金額を支払うことになる、ということは覚えておきたいところです。

また、会社によっては再引き落としの手数料や、振込手数料はお客様負担とする場合もあります。これは各種手続き費用は実費負担となる、という契約がある場合ですね。遅延損害金にプラスしてこのような金額を支払うため、手数料などがより多くかかる傾向があるのです。

ついうっかり忘れたというだけであれば数百円程度から数千円ほどで済む場合が多いのですが、意図的に支払いを遅らせているような場合は数万円ほどに膨らむ場合もあるのです。

遅延損害金を発生させないために

遅延損害金は普通にお金を返し続けていれば、特に問題になることはありません。これは設定があったとしても、そもそも遅れていない人には無関係なもののためです。逆に言えば、発生させないためにはしっかり毎月の支払いを確実に行うのが一番の方法でしょう。

もう一つは支払金額をしっかり管理するということですね。これは毎月の支払額を毎月確認して支払い、またその支払いを遅らせない・不足させないように気をつけるということです。最近では個人メール宛に消費者金融やカード会社などから「引き落とし日・引き落とし金額のご案内」をするサービスが多くなっています。このため、そのサービスを活用しておきましょう。

もし遅れそうなときで支払いがあとから変更できる場合は、それを行うのも方法です。もし支払い金額を減らして対応できる場合、一括払いをリボ払いや分割払いに変更することで総支払額を減らし、支払金額を遅らせる方法もあります。こうすると利息は発生しますが、遅延損害金よりも利率は低くなっていますし、遅延するデメリットを防ぐことも可能です。また、こういった金額はあとから追加払いをすることもできますので、支払いができない場合は他の方法に切り替えることも考えましょう。

遅延損害金の他にもある注意点

信用情報に傷がつく

支払いを遅延したとき、他にも注意点があります。一つは信用情報に傷がつくということですね。これはその人が信用できるかどうかを記録する情報で、その中でも毎月お金を返しているかどうかを記録する部分で悪い影響をもたらします。

追加での借り入れができなくなったり、新たに他のローンを組んだりクレジットカードの更新などに悪い影響が出ることがあります。

損害遅延金の計算が煩雑

また、計算方法が複雑なことも注意でしょう。発生するタイミングは本来の支払日の翌日から支払った日まで、となっていますから、計算方法を間違えないようにしてください。

ちなみに、会社によっては遅延損害金の計算方法や発生するタイミングが違う場合もあるのです。大体の場合は上のタイミングですが、一部の企業はこの限りではありません。遅延してもすぐに支払うべき金額を振り込んでくれる場合や再度引き落としで十分対応できる場合、遅延損害金が発生しない場合もあります。ただ、これはそれぞれの会社ごとに違いがありますので、よく相談するといいでしょう。

遅延を続けていると、少額訴訟や遅延損害金の増加により総支払い金額がより膨らむ可能性もあります。より借金が増えることになり、負担も大きなものになるのです。