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キャッシングをする際に、「自分がいくらまで借りることができるのか」を知っておくのは必要なことです。当然、必要な金額がある状況で申し込みをする訳ですから、その希望が実現できるのかどうかを推測することは大切なことなのです。

どうやって利用限度額は決まるのか

キャッシングの限度額は、審査によって決まります。消費者金融の場合は、総量規制の適用を受けますので年収というのは非常に大きな意味を持ちます。総量規制の対象となる消費者金融の限度額は、年収の1/3を超えない範囲で決まります。

例えば、年収300万円の人は100万円の融資まで可能ですが、年収200万円の人は約65万円までしか融資を受けることができないということです。

多くの場合、初回契約時には限度額50万円以下となり、50万円を超える契約となることはあまりありません。

一応、年収150万円を超えている場合には、50万円を超える限度額となる可能性もある訳ですが、現実的には年収が500万円あっても「まずは50万円まで」といった契約になると思っていた方が賢明です。さらに、50万円を超える限度額となる場合には、多くの業者で収入証明書の提出が必須となります。

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限度額によって利息が違う場合もある

現在、キャッシングの利息を制限している法律は、利息制限法と出資法の2つです。このうち、出資法では上限20%という制限があるだけですが、利息制限法には「金額によって金利上限が変動する」という特徴があります。

利息制限法によると、「限度額10万円未満は20%、100万円未満は18%、それ以上は15%」というように制限しているため、実際のキャッシング契約においても、この範囲で利息が決定します。

多くのキャッシングは、「金利3.0~18.0%」のような表記をしていて、契約ごとに金利が変動することを示唆しています。つまり、契約ごとにこの範囲内で金利が設定されるということになる訳ですが、その仕組みは次のようなイメージです。

融資限度額300万円のキャッシングの場合

50万円までは18%、100万円までは17%、150万円までは15%、200万円までは10%、250万円までは5%、300万円までは3%

これはあくまでもイメージですが、要は「最高融資額を借りる場合に最小金利になる可能性がある」ということです。そこに向かって段階的に金利が下がっていきます。

キャッシングの限度額増枠はいつからできる?

キャッシングは契約した後に「増額」をすることができます。契約段階で限度額10万円に設定されたとしても、利用中に増額申請を行って審査を通過すれば、限度額が50万円に引き上げられることもあります。
もちろん、増額申請をすれば必ず承認されるということではなく、一定の条件を満たしていない場合には申請が却下されてしまいます。

具体的に、「いつから増額申請ができるのか」というと、明確な基準はありません。早ければ1か月目で承認されることもありますし、逆に10年利用していても承認されないこともあります。

基本的に増額申請は任意で行いますが、キャッシング業者側から打診が来ることもあります。その場合、すでに内部的には増額基準を満たしているという判断になっているため、申請を行えば高い確率で承認されます。

増額申請をすると限度額が低くなることもある

増額申請を行うと、その時点での状況を基にして新たな限度額が審査されます。増額申請というくらいですから、基本的には限度額が上がるかどうかの判断をされる訳ですが、必ずしも上がるという結果になるとは限りません。もし、契約時よりも収支状況が悪化している場合、増額申請を行ったことで限度額が引き下げられてしまう可能性もあります。

それまでの利用状況が著しく不良である、収入が下がって総量規制の上限が変わったなどの状況が確認された場合には、限度額の引き下げどころか、最悪の場合は追加融資不可という判断になる可能性もあります。

より大きな借入れをするための手段である増額申請ですが、しっかりと状況を見据えたうえで申請を行わないと逆効果になる可能性もあるということを覚えておく必要があります。

返済能力が問われる

新規の契約は、借入希望額が大きくなければ、審査のハードルはそれほど高くありません。しかし、増額における再審査は、アルバイトの方やパート主婦にとってはかなり厳しくなります。

また、他の金融機関からの借り入れ件数が多くても増額審査に通過する確率は下がってしまいます。総量規制などの規制や金融機関の審査によって借りれる金額は決まってきます。しかし、借りれる金額は、安全に返済できる金額ではありません。

カードローンを利用する際には、自分の生活の中で無理なく返済することができる額なのか常に頭で計算しながら利用しましょう。

限度額と年収まとめ

キャッシングを利用する人の多くが、少なくとも申し込みをした段階では金銭的なピンチに陥っています。数万円の借入れを希望している状況ならいざ知らず、数十万円を超える借入れを希望する場合には、自分の属性で実現できるのかどうかをしっかりと確認することが大切です。

また、緊急性がない場合には「利用しながら増額していく」という方法もできますが、増額申請を行う場合には、逆に限度額が下がってしまう可能性があることを考慮することが大切です。