*アフィリエイト広告を利用しています

全国津々浦々にある郵便局は、郵便貯金や保険のみで利用するだけではなく、ローン商品も用意されています。

ゆうちょ銀行として展開されていますが、一般の銀行とは融資方法が異なる点があるので、事前に知っておけば安心です。

利用目的に合った郵便局ならではのお金を借りる方法を理解しておけば、一般の銀行を含めた比較ができるようになります。

どんな人が利用できる?

郵便局で扱っているローン商品は、基本的に有担保ローンです。財形定額貯金・財形年金定額貯金・財形住宅定額貯金の3種類あるゆうちょ定額貯金のうちどれかを契約している人が対象となります。

単にゆうちょ銀行に普通貯金口座を持っているだけでは、簡単に引き出せるので対象となりません。また、定額貯金や定期貯金を契約している場合には、自動貸付を受けることができるので便利です。

一般的な銀行が行っているものと同様な無担保型のカードローンを希望する場合には、スルガ銀行のカードローンを郵便局が媒介する契約となります。安定した収入があれば、審査を受けることができるので、ゆうちょ定額貯金を持っていない場合には検討すると良いでしょう。

融資可能な金額や金利について

郵便局は、預貯金を預けるサービスの提供だけではなく、預金を担保に融資を行うサービスがあります。

預金担保貸付では、総合口座を対象として、通帳1冊あたり預金の90%までか、あるいは最大300万円まで借りることが出来ます。約定返済金利に0.25%を加えた金利が適用されます。

また、返済回数や金額に上限はないので、借り入れる人のペースで返済したり、完済によって再び借り入れることも可能です。郵便局の口座が担保になりますから、面倒な手続きが無用で、速やかに借り入れられる点がメリットといえます。

スルガ銀行を始めとする金融機関からの借り入れとは違い、ハードな審査がないのも安心です。

肝心の貸付期間ですが、最長2年までと決まっているので、この間に完済を終える計画的な借り入れを行う必要があります。

定額貯金や定期貯金を利用した自動貸付は、貯金担保自動貸付となり、担保定期貯金を担保とする場合に限り預入時の金利に0.5%上乗せとなる点に注意が必要です。

無担保カードローンとしてスルガ銀行のカードローンを媒介利用する場合には、利用可能金額の上限は500万円以内で審査結果により変わります。金利も7.0%から14.9%と利用限度額と審査結果により設定金利も変動となるので、実際に審査を受けてみなければ分かりません。

会社員がお金を借りることができる制度

財形貯金担保貸付は、企業が郵便局と提携して行う財形貯蓄を元に、担保として融資を行う方法です。会社勤めであること、勤め先の企業が制度を利用していたり、役員ではなく会社員として働いていることが条件です。

自営業やフリーター、パート等は利用することが出来ませんから、会社員にとって有利な仕組みです。貸付金の上限は、請求時の残高に利子を加えた金額の90%までで、最高額300万円までと、条件的に預金担保貸付と共通しています。

金利に関しても、預金担保貸付と同条件ですから、どちらも分かりやすくお金を借りることが出来るでしょう。郵便局に口座を持ち、勤め先が預金担保貸付を活用しているなら、これらでお金を借りる方法を検討することがおすすめです。

銀行や消費者金融でも、即日融資を謳う企業は少なくありませんが、審査の進み方によって、必ずしも即融資が受けられる保証はありません。

郵便局が提供している、お金を借りる制度であれば、有効な身分証明書が多く、収入証明が不要なので、直ぐに借り入れ出来ることが利点になります。金利はどちらも低いので、返済の負担が他で借りるよりも低く、生活に支障が出にくい点も魅力的です。

国債を担保として借り入れする仕組み

郵便局の総合口座は、国債も預けられるので、財産管理の全般に役立つ万能性があります。お金を借りる為に必要な担保は、決して口座に預けている預貯金だけではなく、国債も対象にすることができます。

国債を担保にお金が借りられる方法は、預金担保貸付や財形貯金担保貸付と比べると、少し条件的に異なる点が存在します。ただ、借り入れやすさであったり、大きく借りられる利点は生きているので、お金を借りる有利な選択肢となるでしょう。

この制度の貸付上限は、購入して預けている国債の80%、あるいは1人あたり200万円までが限度です。借り入れられる金額の上限は、他の2つに比べれば多少少なくなりますが、反対に金利が7割まで減少するので、返済の負担がもっと軽くなる利点が得られます。

預金をあまり預けていない、でも国債を持っていて融資を受けたい時は、優れた条件の中でお金を借りる希望が実現します。郵便局は上限が控え目で、高額な商品や住宅の購入には向きませんが、お金が必要なシーンの数々で役立つ可能性を秘めています。

申込み時の必要書類

郵便局でお金を借りる際には、自動貸付を除いて本人確認書類を提出して所定の審査を受ける必要があります。本人確認書類として運転免許証や健康保険証が利用出来ることは確かですが、郵便局ならではの仕組みとして運転履歴証明書や母子健康手帳であっても本人確認書類として使用可能という点が異なります。

無担保カードローンの「したく」については、スルガ銀行のカードローンを媒介している状態ですから、一般的な銀行カードローンと同様の審査を受けることになります。

本人確認書類として、スルガ銀行指定の書類を用意する必要があり、利用可能な証明書類の種類が少な目となる点に注意が必要です。基本的に無担保ローンですが、収入証明書類は不要となっており、特別に金額が大きな借入を行なう時のみ収入証明書類を求められることがあります。

審査って厳しいの?

有担保貸付となる財形形成貯金担保貸付は、返済が滞った時には担保となっているゆうちょ定額貯金を解約して返済に充当出来るので、審査とはいえ郵便局から見れば回収可能ですから厳しくはありません。

無担保カードローンの「したく」を利用する時には、スルガ銀行のカードローンと同じ審査基準で行われるので、担保を必要としない分だけ審査が厳しくなるでしょう。

有担保ローンと無担保ローンを同じ審査基準で判断することは出来ないので、日頃からゆうちょ銀行の定額貯金を契約しておけば、いざという時に慌てずに借入が出来るわけです。

一時的な借入を行なうだけであれば、完済までの利用期間に制限はあるものの、貯金担保自動貸付を行なう方法が最も手軽と言えるでしょう。

郵便局でお金を借りるメリットとデメリット

郵便局でお金を借りる場合の一つ目のメリットは、手続きが簡略的で、時間が掛る審査を経ずに融資が受けられることです。公的な書類であったり、収入証明等の準備には時間が掛かりますから、準備や手続きの省略は、少しでも早くお金を借りたい人の魅力になります。

メリットの二つ目は、毎月の返済が口座の預貯金から引き落とされる、自動的な返済の実現にあります。色々な相手からお金を借りていると、返済日を間違えてしまったり、返済を忘れて不利になることがないとはいえません。

その点、郵便局でお金を借りる仕組みであれば、毎月預貯金から返済金額が自動引き落としされるので、返済を忘れる心配がなくなります。

最後のメリットは金利の低さで、銀行系の融資は勿論、消費者金融と比べても低金利の魅力が際立ちます。

多少借り過ぎてしまっても、僅かな負担で返済出来ますから、最後まで安心して完済を目指すことが可能となるでしょう。返済に滞りが発生すれば、担保の預貯金や国債で相殺されるので、目減りしないように心構えを持つ注意は必要です。

返済期間の短さも、お金を借りる上での注意点となりますが、計画的に借りて返す条件を守ることができれば、気軽にお金を借りる相手になります。

まとめ

郵便局でお金を借りる際には、一般的な銀行とは異なり、有担保ローンが多い傾向です。日頃からゆうちょ銀行へ定額貯金や定期貯金を契約しておくことで、安心して借りられる仕組みが用意されています。

郵政民営化が行われてからの年数だけでなく、銀行業務との関わりから無担保ローンの割合が少ない点に注意して計画的な利用を行なうと良いでしょう。