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自動車を購入する時に現金一括払いができれば金利が全くかかりませんが、高額な購入費を一括払いできる人は少ないでしょう。

多くの人が自動車購入時に組む自動車ローンは、詳しい仕組みや相場を知らないと、同じ金額の車であっても支払総額に差が出てしまいます。自動車ローンを選ぶ時の金利や相場について比較しながら見て行きましょう。

そもそも自動車ローンってどんなタイプがあるか知ってる?!

自動車を購入する時には、勧められたローンに対してそのまま契約してしまいがちです。自動車ローンを組む際には、銀行マイカーローン、ディーラーローン、クレジットローンの3種類があります。

自動車ローンには複数のタイプがあることを予め知っておけば、最適な方法を選ぶことが出来ます。

手続き簡単ディーラーローン

手続きが簡単で審査にも通りやすい

自動車販売メーカーの店舗で自動車を購入する際に勧められるディーラーローンは、ディーラーが直接貸付業務を行っているわけではなく、提携関係にある信販会社の代理店を兼ねています。

書類のほとんどをディーラー側で準備してもらえるので、事前審査段階で審査を通すために必要な追加事項が発生した場合、ディーラー側で様々な提案をしてもらえます。本審査に進む前に、審査に通りやすくするためのアドバイスを貰えるわけです。

金利は高めに設定されているからキャンペーン金利を狙う

ディーラーローンは、手続きが簡単な代わりに金利が高めに設定されており、4%~8%程度となっています。

特定車種を販売強化するためにキャンペーン金利が適用されていることがあるので、キャンペーン金利を狙って申し込みを行なうと良いでしょう。

提携先の信販会社側が行っているキャンペーン金利が車種関係なく適用できることもあるので、申し込み時期に注意すると良いです。

上手に活用すればお得な残価設定ローン

低金利が魅力!安く新車に乗れるのが最大のメリット

残価設定ローンを利用すれば、3年または5年といった契約期間ごとに新しい自動車に乗り換え出来ます。予め契約期間終了後の下取り価格を計算して、新車との差額を均等に分割払いすることになります。

月間走行距離や事故に対する制限事項があるものの、条件を満たす乗り方が出来れば車検費用さえも掛からないことがあるので魅力的です。

残価設定ローンでは、金利が低く設定されており、普通に自動車ローンを組んで購入するよりも毎月の支払いを安く出来ます。

返却時に予想外の精算がある可能性がある!?

残価設定ローンを組んで購入した自動車は、契約時に定められた走行距離を超えてしまった場合や、傷や車の状態による減点査定が一定数値を超えると、下取り価格が下がってしまいます。

契約期間満了時に精算金が発生する理由は、日頃の乗り方に問題があるケースでは、差額の支払いが必要になるわけです。

通勤に利用するといった毎日利用する使い方をしている人にとっては、予想外に下取り価格が下がってしまう可能性があることを知って置かなければなりません。

金利だけならマイカーローン

低金利だからフルローンでも安心!金利タイプも選べる

銀行や信用金庫が扱っているマイカーローンでは、金利設定が2%~4.5%程度と住宅ローンに近いほど低金利です。

頭金が少ない場合やフルローンを考えた時にも、金利が低いので返済に困ることは少ないでしょう。固定金利と変動金利も選べるので、その時の金利情勢に合わせて選択可能です。

審査は厳しめ、、、手続きに手間がかかるのがデメリット

銀行のマイカーローンは、審査通過が厳しく手続きに手間がかかる点を考慮に入れておく必要があります。手続き書類が多いことと、実際のローン契約手続き時に銀行まで出向く必要がある所も少なくありません。

とにかく低金利が良いといった積極的な理由が無ければ、途中で手続きを投げ出してしまう可能性も考えられるでしょう。

自動車ローンの金利の種類について知っておこう

新車購入時に利用することが多い銀行マイカーローンとディーラーローンでは、金利が2種類用意されています。やや低金利な変動金利型とやや高金利な固定金利型の2種類ですが、どちらを選ぶべきか比較してみると分かりやすいでしょう。

変動金利型とは

自動車ローンを組む際に、どの借入先を選んでも設定がある方式が変動金利型です。設定されている金利が返済途中で金利情勢に応じて見直されて行きます。

多くは半年ごとの見直しとなるので、借入時の返済総額はあくまでも見込みでしかありません。金利の見直しは公定歩合と連動して決められることが多く、インフレが進めば金利は上昇しやすく、デフレが進めば金利は低下しやすくなるわけです。

長く景気が続くならば、金利は上昇する可能性が高まりますが、不況が続いていれば逆に低金利が続くことになるでしょう。

自動車ローンの返済期間は、新車で最も長くても7年84回以内で返済が行われており、多くは5年60回払いで設定するケースが多いです。

固定金利型とは

固定金利型の自動車ローンは、借入時から完済迄の金利が固定されるので、最初から支払総額が確定しています。

景気動向やインフレ率に関わらず、一度借入を行えば計画的に返済するだけですから、後から金利が急上昇して返済が厳しくなるといった状況には陥りません。

問題となるのは、変動金利型よりも金利変動リスクが少ない分だけ比較的金利設定は高めとなっていることです。安定志向で返済総額が決まっていた方が良いと考える場合や、最長の7年84回払いを選ぶ際に固定金利型を適用する人が多い傾向にあります。

金利だけで選んじゃダメ!金利以外にかかる手数料?!

自動車ローンを金利だけで選んでしまうと、予想外の出費が発生することがあります。総支払額を少しでも安くするためにも、金利以外にかかる手数料について把握しておくことが大切です。次の2点を確認しておくと良いです。

保証料は必須?!

自動車ローンを契約する際には、保証会社との契約を同時に行なうことが一般的です。銀行マイカーローンでは、保証会社に支払う保証料は銀行側が負担することが多いですが、全ての銀行ではありません。

一部の銀行とディーラーローンでは、保証料は金利に上乗せされてしまいます。保証料の支払いを利用者が行なうのか確認してから契約をすると良いです。

繰上げ返済についてもチェック

金利が一定の場合、返済期間が短く早期に元金を減らした方が、総返済額を減らせます。

しかし、繰り上げ返済について5,000円~10,000円を相場とした繰上げ返済手数料を毎回徴収している自動車ローンが少なくありません。同じ金利であっても、繰上げ返済手数料の有無は確認しておく必要があります。

あちこちのローンに続けて申し込むのはキケン

自動車ローンを組む時には、なるべく金利を安く済ませたいからといって、審査に通過する見込みがほとんど無いにも関わらず、銀行マイカーローンに申し込んでしまう人がいます。

次にディーラーローンを申し込んで、それでも審査に通らずに信販会社系のクレジットローンに手を出してしまいがちです。しかし、自動車ローンとはいえ、ローン商品に変わりないので、半年間に申し込みを行なう自動車ローンは2つ以内に制限しておくことが望ましいです。

自動車ローンの申し込み手続きを行い本審査に入ると、個人信用情報機関へ申し込み履歴が残ります。申し込みがあったにも関わらず成約情報が無ければ審査落ちしたことが他社にも分かります。

最後に申し込みを行なってから、最大6ヶ月間申し込みした事実が個人信用情報機関へ記録されるので、3社以上続けて審査落ち履歴があると、事実上の申し込みブラック状態に陥ります。本来ならば通過するはずの自動車ローンであっても、申し込みブラック状態では見送り決定となってしまうので要注意です。

返済計画をちゃんと立てよう!

自動車購入時には、自動車ローンを組んで車を手に入れることだけに意識が集中しがちですが、返済を無理なく行えなければ、突発的に出費に対応出来ずに困ってしまうでしょう。生活に負担とならない程度にコントロールする必要があります。

返済シミュレーションでイメージ

自動車ローンを組む際には、毎月の返済額を月収の20%以内に抑え、可能ならば15%以下が理想とされています。住居費や生活費を考慮すると、自動車ローンだけに多額の支出を行なうことは、生活に負担が重くのしかかる格好となりかねません。

維持費がかかることも忘れない

自動車ローンの支払いだけでなく、車検費用や任意保険に故障時の修理代からガソリン代まで、様々な維持費がかかります。自動車の維持費に余裕を持たせておかなければ、せっかく購入した自動車を手放すことになりかねません。

年間にかかる維持費を無理なく負担しながら、生活に負担とならない程度の自動車ローンを組む必要があるわけです。

返済方式についても気にしてみる

自動車ローンの金利については少しでも低金利が良いと気にするものの、返済方式にまで意識が行かない人が少なくありません。

返済方式として多く利用されている元利均等返済方式だけでなく、元金均等返済方式もあると知っておくと良いでしょう。

元利均等返済方式とは

借入から完済までの期間、指定された金利で計算した金額を毎月均等に支払い続ける返済方法です。元金と利息の合計金額が毎月一定額となるように計算されているので、固定金利型ならば完済まで全く返済額の変更はありません。

変動金利型を選んだ場合には、半年ごとに見直される金利改定時に返済額の見直しが行われるものの、次の金利見直しまでは同じ金額を払い続けます。

元金均等返済方式とは

毎月返済する元金を一定額とする返済方法です。元金を支払い回数で割った金額を均等に支払うことになるので、毎月の返済額は元金に利息を加えた金額となります。

返済開始直後は利息額が大きく、返済を続けるうちに元金が減った分だけ利息が少なくなり、返済が楽になります。総利息を最も抑えることが出来る支払い方法です。

ディーラーが提携ローンを強く薦める本当の理由

ディーラーで自動車を購入する時に提携ローンを強く薦める態度に不思議に思う人も少なくありません。

銀行マイカーローンを組めば最も低金利で借入が出来ると分かっていながら、金利が高い提携ローンを勧める理由は、ディーラーと提携信販会社の間で契約が行われており、
成約時には一定額のキックバックが提携信販会社からディーラーに支払われるからです。

信販会社としても自動車ローンで得られる利益は、金利が高い分だけ大きいので、多少キックバックを行なっても利益が十分に確保出来ます。ディーラーにとっても、キックバックは純粋な利益に繋がるので、強く薦めるわけです。

まとめ

自動車ローンを組む際には、最も低金利な銀行マイカーローンを組めれば素直に利用すると良いでしょう。

しかし、ディーラーローンであっても、特定車種のみ行われる特別低金利が設定されている場合には、キャンペーンを利用した特別金利でローンを組むと良いです。

自動車ローンは、金利だけでなく保証料や繰上げ返済手数料まで考慮した上で総合的に判断することが大切です。まずは、自動車ローンの仕組みを知った上で複数の候補から最適なローンを比較して選ぶことから始めましょう。