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消費者金融と契約した時には、利用限度額の範囲内で繰り返し借入と返済を行えます。だからといって、返済を続けていれば永久に借入ができるわけではなく、消費者金融ごとに返済期間が設定されている点に注意が必要です。

消費者金融で借りたお金の返済期間とは?

消費者金融と結んだ契約書を確認すれば、お金の返済期間が記載されています。

多くは6年9ヶ月、7年といった区切りがありますが、中には13年6ヶ月と長期の消費者金融もあるので、一度確認してみると良いでしょう。新たな借入を行なうことで、再度返済期間が設定し直される形式を採用していることが多く、普段は返済期間を意識することは少ないです。

最終的な返済期間は各会社で設定されている

消費者金融ごとに定められている最終的な返済期間は、会社ごとに異なりますが、81回、84回、162回といった回数の返済が想定されています。

消費者金融では、毎回の返済額を払えない場合には、返済日よりも前に相談することで、利息のみ返済も正当な返済方法として認められている特徴があります。最終的な返済期間を定めておかなければ、利息のみ継続して支払われていつまでも元金返済に至らないケースを予防する意味合いもあります。

毎月一定額の返済が必要

法律により、給与は月に1回以上現金支給することを義務付けられているので、少なくとも月に1回は一定額の返済が可能と考えられています。

また、複利計算を禁止するためにも、毎月一定額の返済が必要となり、毎月発生する利息分以上の返済を求められることになります。

返済方法は2種類に分けられる

消費者金融の返済方法として、返済日の決め方には2種類があります。申込時に選択する必要があるだけでなく、初回返済日の決定にも影響がでます。

35日ごとに返済する

専用ローンカードが発行されて、返済日として35日ごとに返済する方式は、消費者金融では一般的な支払い方法として以前から定着しています。

銀行傘下に入っていない独立系の消費者金融では、銀行口座からの自動引き落としには高額な手数料と煩雑な事務手続きが発生するので、ATMを利用した35日返済が理想的でした。

30日ではなく、35日サイクルとしている理由には、最後の返済日から35日以内に次の返済とすることで返済可能日に幅を持たせているからです。これは土日を挟むことによる意図しない滞納を防ぐ狙いがあります。

毎月指定期日に返済する

毎月指定期日に返済する方法は、銀行口座からの自動振替を利用する場合に行われます。振込融資を専門に行なう消費者金融や銀行傘下に入っている消費者金融では、専用ローンカードが発行されているとは限らず、カードレスタイプも普及しているからです。

消費者金融の中には、給与日に合わせて最大月6日から返済日を選べる会社も登場しています。

最低返済額ってなに?

最低返済額が設定されている場合には、消費者金融との契約期間内に完済するために必要となる最小返済額です。少なくとも最低返済額として指定されている金額を返済し続ければ、6年9ヶ月や7年後までに追加の借入をしなければ完済できる見込みです。

実際には最低返済額以上ならば、いくらでも返済して良いことになっていますが、計画的に返済しなければつい最低返済額を返してしまいがちです。

無利息期間中の返済日はどうなるの?

無利息期間中であっても、毎月指定期日に返済を行なう場合など初回返済日がやってくることになります。無利息期間中では、指定された最低返済額以上の返済を行えば問題ありません。

初回返済日に遅延なく返済しなければ、その時点で無利息期間が無効となってしまう点に注意が必要です。無利息期間中の初回返済日は、忘れやすくなるので消費者金融としても注意喚起を行なっています。

とにかく繰上げ返済するのが賢い借り方

消費者金融の多くは、最低返済額のみを継続して返済していれば、正当な返済として好まれます。なぜなら、最低返済額のみでは、利息返済に充てられる割合が多く、元金の減り方が遅くなる分だけ消費者金融にとっては返済回数と総利息を増やせるメリットがあります。

繰上げ返済をされてしまうと、消費者金融にとっては得られる利益が経ることになります。

繰上げ返済とは?

返済方法には、指定された日時の範囲内で最低返済額を毎月返済する方法が約定返済です。約定返済とは別に、お金に余裕ができた時に追加で返済を行なうことが繰上げ返済となり、随時返済や臨時返済とも言われています。

消費者金融のカードローンでは、好きな時に繰上げ返済を行なうことが認められており、手数料が不要です。

なぜ繰上げ返済をしたほうがいいのか?

 
約定返済を行なう際には、元金と利息の合計額として指定された最低返済額を返済しています。繰上げ返済では、約定返済とは別枠で返済を行なうことになるので、繰上げ返済を行なった分は全て元金返済に充当されます。

繰上げ返済を行えば、元金を早く減らすことができるので、金利は一定ですから元金が少ないほど支払う利息も減らせます。

繰上げ返済すると利息はどのくらい減るの?

繰上げ返済を行なうと、繰上げ返済した時点から完済に至るまで返済期間に対してかかる繰上げ返済額に対する利息が全てカットされます。

利息計算は、元金残高に対して毎月繰り返し金利がかかるので、元金そのものを減らす繰上げ返済を行なった金額については、以後一切利息がかかりません。繰上げ返済を行なった時点から完済日までの期間全体に対する利息を減らせるわけです。

複数ある借入を繰上げ返済するときのポイント

複数の消費者金融から借入をしている場合には、各社の金利設定は異なるので、同じ金額の繰上げ返済を行なうのであれば、金利が高い消費者金融を優先して繰上げ返済を行なうと良いでしょう。

金利が高い消費者金融へ繰上げ返済をすれば、繰上げ返済金額に対する将来利息をカットできます。

どの会社でも繰上げ返済できるの?

消費者金融が貸し付けを行っているカードローンについては、基本的に繰上げ返済を受け付けています。

証書貸付という形を採用していて、いつでも追加借入と随時返済を認めていない金融商品については、一括返済以外の繰上げ返済を認めていないことがあるので注意が必要です。

利用規約を確認すれば、任意の金額について繰上げ返済を認めているか、一括返済のみを認めているか確認できるので、個別に利用規約と契約書を確認すると良いでしょう。

知らないとヤバい延滞したときのペナルティ

消費者金融からの借入を行なう際には、利息制限法に定められた上限金利内で貸し付けが行われています。

改正貸金業法が完全施行されて以降、グレーゾーン金利と呼ばれた違法な高利で貸し付けしている消費者金融はなくなりました。しかし、約定返済日に遅れてしまうと、それなりのペナルティが課されることを覚えておく必要があります。

遅延損害金が発生する

約定返済日に遅れてしまった場合には、定められた金利以外に遅延損害金が日割り計算で掛かってきます。

遅延損害金については、通常の借入金利に加えて消費者金融の多くは20%の金利が上乗せされることが多いです。金利18%で借入をしていた際には、遅延損害金を含めると38%の日割り計算となってしまいます。

今後のカードローンなどの審査に悪影響

 
単なる滞納ではなく、延滞に至ってしまうと、個人信用情報機関へ異動情報として延滞した事実が掲載されてしまいます。

一度掲載された異動情報は、延滞が解消されてから最大5年間残り続けるので、今後のカードローン申込時の審査に通りにくくなってしまいます。

自動引落しでなんとなく返済はNG

 
預金口座からの自動引き落としを設定して、なんとなく返済を続けていると、専用銀行口座を用意して返済を続けた場合とは異なり残高不足による遅延を起こしやすくなります。

現実的な返済計画を立てよう

消費者金融からの借入を行なう際には、具体的な返済計画を立てた上で借入することが望ましいです。返済計画を確認することで、自身の収入に見合った借入額にしようと抑制効果が期待できます。

返済シミュレーションを活用しよう!

金利計算に慣れている人でなければ、個人で返済計画を正確にシミュレーションすることは難しいでしょう。

消費者金融の中には、返済シミュレーションを用意して計画的な借入を行なうことを推奨している会社があります。金利や返済方式が同じ消費者金融ならば、他社の返済シミュレーションでもある程度役に立ちます。

返済しやすいカードローンは?

消費者金融は、返済方法や金利にバラツキがあるので、返済しやすい会社を見つけることが大切です。

大手消費者金融であっても、残高スライドリボルビング方式や定率返済など、似ているように思えても異なる返済方式を採用していることがあります。代表的な返済しやすいカードローンについて確認してみましょう。

プロミス

プロミスが採用している返済方式は、残高スライド元利定額返済方式です。他社と異なる点として、最終借入を行なった時点の借入残高を基準にして返済額を増減させています。

毎月月末時点の残高ではなく、最終借入を行なった時点の残高を基準として返済額を決めているので、返済額が一定となり返済回数が他社よりも少なくできます。

アコム

アコムが採用している返済方式は、定率リボルビング方式です。最終借入時点での借入残高に対して4.2%や3.0%といった定率額をかけた金額を毎回返済する方式です。追加借入を行わない限りは、最低返済額が変わらない利点があります。

追加借入を行なうごとに最低返済額が変わってしまうので、計画的な返済を行なうならば早期返済しやすいカードローンと言えるでしょう。

まとめ

消費者金融と契約をする際には、契約書に書かれている内容が完済時まで効力を持ち続けるので、必ず確認しなければなりません。事前に利用規約を確認した上で、納得して消費者金融と契約を行えば、返済方法に悩むこともなくなるでしょう。

消費者金融には、契約期間の定めがあるので、返済回数と期間だけでなく具体的な返済シミュレーションをした上で借入することが求められます。

延滞事故を起こしてしまうと、他社カードローンへの申込み審査に影響が出てしまうので、最初から返済しやすいカードローンを選んで申込むことが大切です。