カードローンを申し込む際には、収入証明書を求められることが多いです。
指定される収入証明書には、源泉徴収票だけでなく直近数ヶ月の給与明細書というケースもあり、金融業者や申込者の職種により一律ではありません。
しかし、なかには金融業者が定めた特定の条件を満たすと収入証明書の提出が不要といったカードローンもあります。
ここでは、収入証明書不要で借りられるカードローンについて詳しく解説します。
収入証明書不要で借りれる!おすすめカードローン5選
借入れ希望額が50万円までなら収入証明書なしで利用できるカードローンを紹介します。
基本的にどのカードローンも運転免許証、パスポート、マイナンバーカードのどれかをスマホで撮影して送信するだけでOKです。
プロミス
急いで借りたいなら最短20分で融資可能なプロミスがおすすめです。
土日でもスマホがあれば、来店なしのWEB完結でスムーズに収入証明書なしで借りれます。
アイフル
アイフルなら保険証を提出すれば職場に電話をかけてきません。
わざわざ給与明細や所得証明書を用意する必要がないのでスピーディーです。
レイクALSA
レイクALSA最大の魅力は、ネット完結型のサービスで最短即日融資が可能なことです。
選べる2種類の無利息期間もあるので利息を抑えたい人にもおすすめです。
アコム
はじめての申込みに積極的に対応してくれるので、審査が不安な人におすすめなアコム。
審査スピードも最短30分で急ぎの人にも安心です。
【注目】収入証明書なしで借りるためにクリアにすべき2つの条件
大手のカードローン会社であれば、収入証明書なしでお金を借りることも可能です。
クリアにすべき条件は、たった2つです。
審査をスコアリングで行うので、借入希望額が50万円以下で他社借入れも含めた合計を100万円以下であれば、収入証明書は不要です。もちろん、保証人も必要ありません。
金融機関のなかでも銀行系カードローンでは収入証明不要での借入限度額の設定が高かったのですが、2017年に自主規制が強化されて、消費者金融系カードローンと同様に年収の1/3以上借入れできない設定になりました。
申し込み金額は50万円以下にする
借入れをしようとしているのが銀行、消費者金融どちらであっても、借入れ希望額を50万円以下にしましょう。
50万円までなら運転免許証やパスポートなどの本人確認書類だけあれば収入証明書が不要です。
消費者金融カードローンやクレジット会社は、総量規制という法律で定められているので、50万円を超える借入希望額には収入証明書の提出を求めてきます。
カードローン | 借入限度額 |
---|---|
プロミス | 50万円以下 |
アイフル | 50万円以下 |
アコム | 50万円以下 |
レイクALSA | 50万円以下 |
みずほ銀行カードローン | 50万円以下 |
J.Score(ジェイスコア) | 50万円以下 |
他社借入れも含めた合計を100万円以下にする
すでに複数のカードローンでお金を借りている場合、他社の借入ても含めて合計金額が100万円以内に抑える必要があります。
例えば、すでに他社で20万円借りているケースで、新しく20万円借りる場合には、合計で40万円なので、収入証明書は不要です。
基本的に、他社借入れには住宅ローンや自動車ローンはカウントされませんが、消費者金融の場合には、銀行カードローンなどの借入れも他社借入れとしてカウントしない場合もあります。
なんで収入証明書なしでも借りれるの?
カードローン会社は、50万円以下の少額融資については収入証明書は不要です。
基本的に自己申告のみで審査を行いますが、どうしてそんなことが可能なのでしょうか。
2010年6月の改正貸金業法によって、1社の利用限度額が50万円を超える場合、または複数の貸金業者からの借入総額が100万円を超える場合には、収入証明書を提出が義務化されています。

審査ノウハウを持っている貸金業者にも条件に当てはまる場合には、収入証明書の提出が義務化されたんです。
カードローン会社はデータベースで年収を推測できる
カードローン会社では申込み者の申告内容で、どのくらいの年収があるのかを推測できてしまいます。
過去の自社カードローン利用者のデータベースから、年齢、住居年数、職種、勤務先、勤続年数などの個人情報でかなり正確に把握できるのです。
収入証明書の提出を求めるときは、確認の意味合いよりも法律で定められた基準を超えた場合がほとんどです。
50万円以下の貸付はリスクが少ない
さらに、少額融資の場合には、万が一、融資した金額が焦げ付いて戻ってこないケースでも被害が少ないということもあります。
審査のハードルを上げて、利用できる人が少なくなるよりも、収入証明書なしで審査するほうが、トータルでの貸付額は増えることになります。
少額融資では、収入証明書よりも個人信用情報にウエイトを置いて審査されています。
収入証明書なしでカードローンで借りるにはコツがある?!
収入証明書なしで申込みできれば、余計な書類を準備することもなくなるのでスムーズにお金を借りることができます。
ただし、ポイントをおさえていないと、かえって時間がかかったり審査落ちの原因になったりすることになります。
ここでは、収入証明書なしでスムーズにカードローンで借りるにはコツを紹介します。
年収や他社借入れは絶対に嘘はダメ
たとえ収入証明書が不要で自己申告だからといってウソの申込みは厳禁です。
もし嘘の申告をしても、カードローン会社は過去のデータから大体の収入を予測できます。
申告内容に不審を持たれると収入証明書の提出を求められることもあるので注意しましょう。

収入証明書がない場合でも偽造は絶対ダメよ。以下の記事でリスクを解説してるわ。
他社借入は必ずバレる!?嘘の申告はヤバいカードローン審査の仕組み
年収に見合った借入れ希望額で申し込む
カードローンを申込みする際に、氏名や年収などの他に「希望借入額」を入力することになります。
希望借入額はいくらにしてもOKなのですが、審査に通過することを優先するなら低めに設定するようにしましょう。
とくにアルバイトやパートなどの非正規雇用の人は、低めに設定したほうが無難です。
審査の通過率や融資までのスピードを上げることも可能です。
年収に対して高すぎる金額で申込みをすると、収入証明書の提出を求められる場合があるので注意してください。
利用限度額はあとから増額可能です。限度額が増額できるまでの期間はカードローンによって違いますが、契約から6ヶ月以上経過していて、借入や返済の実績があると会員ページから増額できるケースが多いです。

カードローン申込者がいくらの借入を必要としているかというのも審査する上で重要です。
在籍確認は勤務先への電話がベター
収入証明書なしでお金を借りるには、在籍確認をクリアにする必要があります。
在籍確認は、基本的に職場への連絡になるので、ある程度根回しておくといいです。
「クレジットカード」とか「自動車ローン」に申込みをしたと職場に伝えておけば自然です。
ただ例外として、収入証明書を提出しなくても職場への電話なしで借入れできるカードローンもあります。
審査の結果、収入証明が必要になることもある?!
収入証明不要な希望限度額で申し込みをしたとしても、審査の結果、貸金業者から収入証明書の提出を求められることがあります。
これは、申請された内容から審査担当者が、利用者側に何かしらの問題点をみつけたか、あるいはデータによる裏付けがあるのかはわかりません。
「収入証明が必要なら申し込みしていなかった」と思わるかもしれませんが、理由は開示されないので、提出するか申し込みをキャンセルするしかありません。
ただ、キャンセルしたとしても申し込みをした履歴は、個人信用情報機関に最低6か月は残るので連続で他のカードローンに申し込みするのはやめましょう。
収入証明書不要で借りれるカードローンのメリット
収入証明書なしで借りれるカードローンのメリットは、借りやすいことと周りにバレにくいことです。
収入証明書が不要なことで生まれるメリットを解説します。
提出書類が少ないとスピーディーで借りやすい
収入証明書が不要で借りれるということは、それだけ必要書類が減ることになります。
スマホと免許証などの身分証さえあればどこでも申込みが可能です。
50万円を超える希望額mの場合には、書類が増えたり審査ハードルがあがったりしますが、少額融資であれば、非常に借りやすいといえます。
手続きがカンタンなので周りにバレない
さらに、手続きは非常にカンタンです。大手のカードローンであれば、スマホで申込みから契約まで完結します。
本人確認のための免許証などの身分証もアプリでカンタンに提出できます。
収入証明書不要のカードローンは、場所や時間を選ばず提出書類も少ないので、周りにバレる可能性はかなり低くなります。
どうしても50万円以上必要な場合
消費者金融カードローンで一社で50万円以上のお金を借りるためには、収入証明書が必須です。
収入証明書を提出しないで、50万円以上借りる方法を解説します。
複数のカードローンに同時申し込み
「どうしても50万円以上のお金を借りたい」でも「収入証明書はすぐに準備できない」こんなケースもあると思います。
一社で50万円以上のお金を借りるためには、収入証明書を提出する必要がありますが、カードローン2社に同時申し込みすれば、50万円を超える金額を収入証明書なしで借りれる可能性があります。
2社を合わせた借入れ金額が100万円を超えなければ、収入証明書は基本的に不要です。
ただし、あくまでも収入に対して適正な金額でなければ、提出を求められることになるので注意が必要です。
もし収入証明書の提出が必要になったら
カードローンで50万円以上の借入れや他社の借入れも含めて合計金額が100万円以上になると、収入証明書の提出が必要です。
手元に給与明細や源泉徴収票がある場合には問題ありませんが、見当たらないようなら入手しなければなりません。
消費者金融で50万円以上のキャッシングを希望したり、他社と合わせて数百万円以上の借りたりすると収入証明書の提出が必須になります。

収入証明書は絶対に偽造するような不正はしないでください。以下の記事でリスクについて詳しく解説しています。
収入証明書を偽造してカードローン?!知らないと怖いカードローン審査のウラ側
納税証明書を県税事務所で発行してもらう
納税証明書を申請する場合は、窓口に備え付けの申請書に記名捺印して提出すれば、すぐに発行してもらえます。
申請に必要なのは、印鑑と身分証明書です。
自治体によって違いはありますが、発行には手数料が300円~400円(税別)ほどかかります。
また住所が変わっている場合には、住民票の写しなどが必要となるので注意しましょう。
コンビニで収入証明書をとる
最近ではコンビニで収入証明書を入手できる役所もあります。
マイナンバーもしくは、住民基本台帳カードを取得しているこが条件にはなりますが、コンビニに設置されているマルチコピー機で簡単に収入証明書を取得できます。
取得方法もカンタンで表示画面から「行政サービス」を選択して、カードをセットしたら暗証番号を入力すれば、あとはガイダンスに従って操作するだけです。
コンビニの場合は、窓口よりも手数料が安いのが特徴です。
ただし自身の市区町村がこのサービスに対応している必要があるので、あらかじめ確認をしておきましょう。
会社から源泉徴収票を入手
給与明細や源泉徴収票を保管していない場合には、会社に再発行を依頼しましょう。
会社の経理担当者宛てに、電話やメールなどで、「○○年度の源泉徴収票の再発行をお願いいたします」と依頼をすれば大丈夫でしょう。
年末年始の忙しい時期や、源泉徴収票の作成を外部の税理士などに委託している場合は手続きに時間がかかるかもしれません。
収入証明書不要なら審査に通りやすいの?
収入証明書不要な金額の申し込みならば、審査に通りやすいと考えがちですが、実際には関係ありません。
収入証明書を必要とする理由が法律上求められている消費者金融と自社基準で決めている銀行とでは、そもそも必要性自体が異なります。
また、自社の顧客データから職業と勤続年数によって大体の年収を把握出来るので、少額の借り入れの場合は特に重要度が薄い項目となっています。
希望借入額が少ないケースでは、収入証明書よりも個人信用情報を取得して総合的な判断を行う方法が優先されています。
カードローン審査の年収の目安は?審査では年収よりも返済能力が重要視されている!?
収入証明書があれば在籍確認の必要はない?
収入証明書を提出すれば、在籍確認は不要ではないかと考える申込者が少なくありません。
しかし、収入証明書は審査を行う当日の状況を証明するものではなく、過去の時点で得た収入を証明しているにすぎません。
前月末で退職していたとしても、同じ収入証明書が用意出来てしまうわけですから、在籍確認により現在も働いていることを確認しなければ、貸付の可否を判断出来ないわけです。
電話による在籍確認が勤務先の方針により難しい場合には、現在働いている人にしか渡されない社会保険の健康保険証を提示するように求められることがあります。
会社名入りの健康保険証であれば、退職日には即返還が求められますから書面による在籍確認に利用可能です。
在籍確認の方法について、電話以外の手段を希望する場合には申し込み時に連絡して相談しておくと良いでしょう。

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銀行カードローンなら収入証明書がいらない!?
以前までの銀行カードローンは、総量規制対象外だったために収入証明書不要で借り入れできる金額に制限がありませんでした。上限金額については、あくまでも自主基準で設定されていました。
しかし、銀行の過剰融資が原因で自己破産をする利用者が急増し社会問題となったので、2018年1月より審査の厳格化が行なわれることになりました。
現在では銀行カードローンにおいても消費者金融と同条件で所得証明書類が必要です。
また、審査では警察庁のデータベースに照会することも実施されているので、即日融資については不可能な状況です。
まとめ
カードローンの申し込み時には、収入証明書不要ならば一概に審査に通りやすいとは限らないことを予め知っておく必要があります。
収入証明書が必要となる理由が、貸金業法に基づくものであれば、提出しない限り審査に通ることはありません。
しかし、銀行カードローンのように自社基準により決まるのであれば、収入証明書不要となる基準は銀行側に委ねられている状況です。
金融業者が収入証明書を求めている場合には、ギリギリ審査に通せるかどうかといった状況で審査に通すために求めてくることもあります。
