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カードローンなどの債務が大きくなり返済が大変なときに有効な「借り換え」という選択肢ですが、どんな状況でもメリットがあるわけではありません。

そもそも、カードローンなど借り換えという選択肢にはどのようなメリット、デメリットがあるのかを理解することは大切です。

カードローンの借り換えって?

「借り換え」という言葉を聞いても、いまいちピンとこない人も多いかもしれません。

「借り換え」とは、文字通り債務を負う相手、つまり債権者を変えるということです。たとえば、現在A業者から借りている借金を、B業者から借りたお金で返済してしまうというのが借り換えの基本的なカタチです。

借り換えを検討したほうがいいのは、以下のような人です。

  1. 金利が高いと思っている
  2. 利用中のカードローンの返済などの利便性が悪い
  3. 毎月の返済金額が高く負担になっている
あすかあすか

逆に過去5年以内に長期滞納や自己破産をしている人は借り換えは考えないほうがいいです。

借り換えのメリット

「返済がきついんだけど、借り換えをすれば楽になるのかな?」という漠然とした疑問があるかも人もいるでしょう。

借り換えを検討するに当たり、借り換えをする目的は何か、またどんなメリットがあるのか事前にしっかり把握することが必要です。

適切な判断をするためにも借り換えのメリットを整理してみましょう。

利息を少なくすることができる

これは、借り換えをするメリットというよりも「借り換えをする目的」の方が性質的に近いのですが、より低い金利設定のカードローンで借り換えることができれば、利息を節約して完済時期を早めることができます。

ただ、金利が変わらない、もしくは高いカードローンで借り換えをした場合は、効果がないか、むしろ逆効果になることもあります。

Dr.フランチェスカDr.フランチェスカ

借り換えのポイントは金利よ。借り換えの金利がそれほど変わらないなら手間が増える分だけデメリットになるわ。

利便性の良いカードローンを選べる

具体的にどのような利便性の違いがあるのかは、それまで利用しているカードローンによって違いますが、たとえば、以下のような利便性の向上を目的とした借り換えは非常に効果的です。

利便性アップのポイント

  1. 無利息期間を利用できるようになる
  2. 月々の最低返済金額を減らせる
  3. ATM手数料がかからなくなる

月々の返済額を減らせる

返済額を減らせることは、必ずしもメリットになるとは言い切れない部分ですが、カードローンごとに月々の最低返済金額の設定が違うため、より低い設定のものへ借り換えをすることで負担を軽減することはできます。

ただ、同時に金利を下げることができない状況であれば、単に月々の負担が軽減されるだけの効果になってしまうので、最終的な負担は増加してしまう可能性もあります。

合計返済金額を少なくできる

それまで契約していたカードローンよりも低金利だったり、月々の返済金額が大きなものへ借り換えをすることによって、最終的な負担を軽減する効果が期待できます。

100%有利に働くとは言い切れませんが、このように「最終的な結果」をベースに比較検討をすることはとても大切です。

借り換えとおまとめの違いとは

借り換えとは、より条件の良い契約内容のカードローンへ債務を移すことを言います。それによって金利が下がるなどのメリットが期待できますが、基本的には一個の債務に対して一個の借り換えが対象です。

対して「おまとめ」の場合は、複数の債務をまとめて一元化することを目的としています。結果的に金利が下がるなどのメリットが得られる可能性が高いですが、複数の債務を一元化することによって債務の管理が容易になるなどのメリットがメインです。

あすかあすか

おまとめローンを使って借金の一本化をするメリットやデメリットについて詳しく解説しています。

借金一本化で失敗する前に読んで欲しい!カードローン一本化の基礎知識

カードローン借り換えで失敗するケース

メリットがあるという前提で借り換えを検討するものの、しっかりと基本的なことを認識していないと、思いのほかメリットが享受できない状況もあります。そこで、どのような状況が「失敗した」と言えるのかを見ていきましょう。

金利が思ったより低くならない

すでに説明している通り、借り換えを行う最大の目的は「返済の負担軽減」です。つまり、簡単に言えば「金利が下がること」が目的になるわけですが、しっかりと厳選して借り換えをしなかった場合は、トータルでみたときの金利が、逆に上がってしまう可能性もあり得ます。

返済期間が長くなった

万が一、金利が上がってしまった場合も同様の結果になってしまいますが、たとえば「最低返済金額が下がった」という状況は、短いスパンで見れば「楽になった」と言えるでしょう。

しかし、金利が下がっていない状況で月々の返済が楽になるということは、つまりは完済までの期間が延びると言うことです。そうなると、最終的な返済総額は多くなってしまう可能性があります。

約定返済以外の返済ができない

カードローンの返済を楽にする要素の一つに任意返済、繰り上げ返済などの随時返済というものがあります。

要するに、自分の都合で通常よりも多く返済できることですが、そもそもそれができなくなると、逆に完済までの負担が増加してしまう可能性もあります。

カードローンの借り換え審査に通りやすくする方法

基本的な部分さえ押さえておけば負担軽減の可能性が高い借り換えですが、メリットを理解できていたとしても契約できなければ何の意味もありません。

借り換えの審査は、新規の審査と比較するとハードルが高くなる傾向にあります。すでに借り入れがある状態で再度審査を受けることになるためです。

どうすれば借り換え契約を結びやすくなるのかを知ることは、とても大切です。

カードローンの借り換え審査は、新規の申し込みと同様の審査が行われます。カードローンによっては、審査時間がかかったり、収入証明書が必要になったりするので事前にチェックしておきましょう。

既存の借り入れ金額をなるべく減らす

最も基本的なことですが、「おまとめローン」ならばいざ知らず、「借り換え」に関しては元々の債務に応じて審査のハードルが変化します。

当然、債務が少ない方が可能性が高くなるため、可能な限り負っている債務を減少させておくと効果的です。

とくに消費者金融のカードローンの場合は、総量規制の対象になるので注意が必要です。

あすかあすか

既存のカードローン残高が大きいと審査結果に影響がでます。

金利の低すぎるカードローンを選ばない

金利が下がることによって返済が楽になることを狙う以上、少しでも低金利のカードローンへの借り換えを検討したいところでしょう。

しかし、条件が良い契約ほど難易度が高くなってしまうため、自身の属性に見合わない極端なカードローンを選択することはリスクが伴います。

結果として契約できればいいのですが、契約ができずに「申し込みブラック」などにならないよう、細心の注意を払いましょう。

返済専用ローンを利用する

いわゆるフリーローンの特徴である、限度額の範囲内で借り入れと返済が自由に利用できる契約と比べて、返済のみしか利用できないような契約、いわゆる「返済専用」の方が、総じて契約難易度は低めに設定されています。

借り換えローンは銀行カードローンがベスト?!

借り換えを目的としている以上、基本的には「低金利」が最優先です。それによって負担軽減を目指すことになるということは、相対的に基本的な条件が優遇されている銀行系カードローンが良いのではないかと考えることでしょう。

しかし、状況に応じて適切な判断をすることの重要性を忘れてはいけません。

銀行での借り換えローン審査は甘くない?

銀行系カードローンはそもそも審査難易度が高いという特徴があります。その分、契約後の内容が優遇されているわけですが、契約することができて初めて意味を持ちます。

契約ができないような状況でいくら低金利の環境を求めても意味がないので、自分が契約できる範囲で可能な金利低減を求めた方が賢明です。

消費者金融でのカードローン借り換えは?

必ずしも銀行系カードローンのみが選択肢になるというわけではなくなります。相対的に金利が高めに設定されている消費者金融系カードローンの中にも、様々な条件を含めて金利を低下させられるものがある可能性は十分に考えられます。

あくまでも金利が下がるという条件を満たすことが条件ですが、消費者金融系カードローンでの借り換えという選択肢も十分にあり得ます。

まとめ

多重債務からの負担軽減を実現する方法として、「借り換え」は比較的有効な手段です。ただ、それを目指すあまりに申し込みブラックになってしまったり、最悪の場合は負担が増大してしまったりするような状況を回避することが最重要課題です。

仮に0.1%でも金利が下がれば「効果あり」ということはできますが、可能であれば1%以上の金利低下を目標に、申し込むべき借り換えローンやおまとめローンを検討するようにしましょう。